血圧の測り方
血圧とは時間帯により一定ではないものなので、一日につき二回以上測ることが大切です。
最初は一定の時間を定めておき7日間続けて測り平均値を出すことが大切です。
高血圧に伴う脳梗塞などの合併症は、朝に起きる場合が多いので起床直後に測ってみるということも重要だと言われています。
拡張期血圧が90mmHgより低く、収縮期血圧が140mmHg以上の場合は高血圧と診断されますが、年代が変われば基準値はやや異なります。
お年寄りは、血圧が正常値でなくなることも多くなり、高血圧と認定される基準値が少し高くなるでしょう。
定期健診で高血圧が判明したとすると、状況によって精密検査を必要とする場合があります。
このときにどうして高血圧が起きているのかを確認し、合併症が起きていないかなども調べることができます。
また別の症状で、医者の前で測った時のみ普段よりも血圧が高くなるという場合があります。
こうしたケースは、白衣高血圧というもので、医療機関で測るとリラックスできずに高い血圧の数値が出るようです。
こういうケースについては、普段の血圧は正常なため、心配しなくて良いでしょう。
反対に仮面高血圧というものの場合、医療機関での計測時にいつもより血圧が低めとなることもあります。
これに関しては診察室に呼ばれるまでの間に気持ちが落ち着き、本当は高血圧であっても、このときに現れる数値が正常値であるということなので、自分の家で一定間隔で測るようにしていないければ医師であっても高血圧が発見できないこともあります。
タバコを頻繁に吸う人やストレスに晒されている人は仮面高血圧の症状が出ることがあり、自覚症状が出てきた頃にはもう重い疾患が生じているという場合があります。