高血圧の治療
高血圧とは、状況に従って様々な治療が必要になります。
病気にかかって高血圧となる二次性高血圧というのは、病気が要因なので、病気を完治させることで、血圧は落ち着きを見せるはずです。
病気の種類は様々なため、受診する科も別々ですので、その病気に詳しい医師を訪ねるようにしましょう。
本態性高血圧だとわかったら、医療機関で治療を進めていくことになりますが、軽度の場合は、口にする食べ物や毎日の過ごし方を正すことから取り組むと良いでしょう。
太っている人は高血圧の場合が多いと知られていて、減量することで血圧も安定してきます。
血圧を一定にするために減量しようとする場合、やり方はいろいろとありますが、体に負担のかかる単品ダイエットや食事を極端に減らす方法などは避けるべきです。
高血圧によくないとされる塩分や脂肪分たっぷりの食事は食べないようにし、和食中心のあっさりした食生活を心がけましょう。
さらに、高血圧では血液の粘り気が強くなりますので、定期的に水分をとって、血液をサラサラにしていきます。
それから、適度な運動での減量も体を温め代謝を良くし、血圧が正常値に戻ってきますから高血圧の改善に役に立ちます。
ウォーキングや水泳に代表されるような有酸素運動はいいとされており、無理はせずに長く続けることを意識しましょう。
睡眠不足や過度なストレスなども高血圧の大敵とされているので、こういった生活の改善も血圧を低下させる上で重要です。
食事内容を変えたり運動に取り組んでも高血圧がよくならないときは、薬物を用いた治療に取り組みます。
この薬物は降圧剤と言われ、血圧を下げ、一定に保つ効果があります。
けれども、薬の作用はほんの一時のものなので、降圧剤を長期的に服用している人が大勢います。